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GWゴールデンウィーク2019前の株価の傾向

今年のゴールデンウィークは天皇即位で10連休になる事が話題になっていますが、投資家の皆さんの関心はゴールデンウィーク前と後の株価の事ではないでしょうか??

基本的に証券取引所もゴールデンウィーク中は休みになるので、連休中の株価の変動は気にしなくても良いわけです。しかしゴールデンウィーク前と後はある程度傾向があるので傾向を把握した上でGW前後の取引した方が良いと思います。絶対にこうなるというわけではないですが、ある程度の傾向を知っておきましょう。

なぜゴールデンウィークGW前に株価が下がるのか??

一般的にゴールデンウィーク前には株価が下落すると言われています。ゴールデンウィーク前の最終週の営業日は売りが強いという傾向は統計的にもある程度根拠があります。

当然ゴールデンウィーク前後というのをどこで区切るのかにもよりますが、GW前には売りが強い傾向があってGW後は買いが強まる傾向があるという認識で良いと思います。この傾向はなぜ起きるのか見ていきましょう。

ゴールデンウィークGW中のリスク回避で売られる

連休中は証券取引所も休みになっていて取引ができません。それでも世の中の全てが停止するわけではないので、連休中に保有銘柄や市場全体にとってマイナス要素になる出来事が起きる可能性があります。ある程度まとまった日数の休みがあるとそれだけ何かが起きる可能性が高くなるので、ゴールデンウィーク前もリスク回避の為に株が売られる傾向があるのです。

逆にゴールデンウィーク後に買いが強まるのはリスク回避で売っておいた株を買い戻す動きがあるからと言えます。ただしこれも指数と比べると個別銘柄では銘柄個々の材料に影響されやすいです。また市場の状態によっても影響を受けるので、ゴールデンウィーク前後は市場全体の状況もしっかり考慮しましょう。

機関投資家は持ち越ししにくい

個人投資家と違って顧客などから資金を預かって資産を運用している投資のプロたちは機関投資家だからこそリスクがある連休前は反対売買を行ってリスクヘッジをしたり、ポジションを解消するという行動に出るケースが多いようです。これが連休前に売りが入りやすくなると言われる要因の一つで場合によっては規則として連休前には普段はしないリスクヘッジをするルールがある事もあるとか。

機関投資家の人達も自分が個人投資家になれば同じようなリスクヘッジをしなくても機関投資家として勤めている間は顧客への責任や組織のルールによって反対売買やポジションの解消を行う事になるので、この傾向は続いているのではないかと思います。

また個人投資家の中でも特に大きな資産を持っていて大きなリスクに晒された時にすぐに株式から資産を引き上げられない人も連休前にリスクヘッジとしてポジションを解消したり、反対売買を行うケースが多いです。

アノマリーに乗じて取引する人も多い

ゴールデンウィークに限らず連休前には株価が下落傾向になって連休明けは上昇傾向にあるアノマリーは割と有名なので、それに乗じて取引をする個人投資家も多いです。また正直ポジションを解消したり、反対売買をする必要性を感じていなくてもアノマリーを知っている事でなんとなく連休前にはポジションを解消しがちになる人もいると思います。

それがさらにゴールデンウィークなどの大型連休前後のアノマリーを顕著にする原因になっていると思います。

GW前後は逆の取引の方がパフォーマンスが良い

株式に関するアノマリーは様々なものがありますが、言われている割に実際に過去10年や20年の株価を確認してみるとそんな傾向はない事もあります。または昔は割と強い傾向があったものの現在はそうでもないというアノマリーもあります。

それでもゴールデンウィークを含めた大型連休前後のアノマリーに関してはある程度言われているような傾向がありました。ただ売買の行動としては大型連休の直前に反対売買を行ったり、ポジションを解消するよりもゴールデンウィーク前に仕込んで連休明けに仕込んだものを売った方がパフォーマンスが良いという結果が出ています。

アノマリー全般に言える事ですが、ここで下がると言われているところで守ってここで上がると言われるところで買うよりも逆のパターンで売買を繰り返す方が結果的にパフォーマンスが高くなる傾向があります。

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